ツイッターでは、公式のルールに違反する行動をとったアカウントに「凍結」と呼ばれる処置を課すことがあります。
スパム行為をしたアカウントや、禁止ツールを使ったアカウントなどが凍結されるケースが多いですが、それとは別に、シャドウバンといわれる処置が下されている場合もあるのです。
凍結とシャドウバンの違いは、凍結の場合はアカウントを凍結されたら自分で気づくことができるのに対し、シャドウバンだと気づきにくいという点。
ツイッターを戦略的に使っていて、日頃自分のアカウントのエンゲージ数やいいね数を細かく把握している人なら、シャドウバンされた際「なんか変だな」と気がつきやすいですが、普通のツイッターユーザーでは自覚しづらいでしょう。
というのも、ツイッターが凍結された場合はタイムラインを見ることもできず、ツイートやフォローをすることも規制されますが、シャドウバンの場合はツイッターを見る・ツイートする・フォローするには何の障害もなく、いつもと変わりなくツイッターを使用できるためです。
けれど、「じゃあシャドウバンされても問題ないの?」という話にはなりません。
シャドウバンされると、ツイッターを使う上でだいぶ不便になってしまいます。
ツイッターのシャドウバンについて
ツイッターのシャドウバンには、主に4つの種類と段階が設定されているといわれます。
Search Suggestion Banという状態になると、これは軽い方の制限ですが、ツイッターで検索された際、この状態にあるアカウントは検索表示順位が下がります。
Search Banという状態は、Search Suggestion Banと近いですがより重い制限で、ツイッターで検索された際、この状態のアカウントは完全に検索にかからなくなってしまうものです。
Ghost Banという状態もあり、これにあてはまるとツイッター上でまさにGhost(幽霊)のような扱いを受けるもので、リプライをしても他の人からは閲覧できないようになってしまいます。
このGhost Banではさらに、自分が誰かのフォロワーになっても、その人のフォロワー一覧に表示されず、ここでも幽霊のような扱いになってしまう制限もつきます。
eply Deboostingという状態もありますが、これはGhost Banの軽度なバージョンというべきもので、自分が誰かにしたリプライが他の人からは普通に閲覧できず、【このツイートは表示できません】と記載されます。
その記載をクリックすれば、リプライの内容が閲覧できるようになるにはなりますが、やはり通常の状態ではありませんよね。
ツイッターがシャドウバンされているか確認する方法
自分のツイッターアカウントがシャドウバンされているかどうか、確かめる方法は存在します。
手近なところでは、ツイッターからログアウトした状態で自分のアカウントをツイッター検索してみて、検索結果に出てくるかどうか確かめるやり方や、自分が送ったリプライが外部から正常に表示されているか確認するやり方などがありますね。
ですが、それより手軽で確実なのは、外部サイトで調べてみることです。
これはツイッターのユーザー名を入力するだけで、シャドウバンされているか即座にわかるツールです。
英語サイトですが操作は難しくなく、サイト中央の@マークの横、【username】と表示のある欄にツイッターのユーザー名(@以降)を打ちこんで【CHECK】を押すだけ。
これにより、先に解説したシャドウバンの4つの項目がそれぞれ明示され、シャドウバンの制限下にあるかどうかが一覧でわかります。
問題なければ✓マークとともに項目が緑の文字で表示され、反対に!マークとともに赤字で項目が表示されていた場合は、その項目がシャドウバンの状態にあるということになります。
この結果を直視するのはドキドキすると思いますが、シャドウバンされていないとわかれば安心できますし、もしシャドウバンされていたとしても対処が可能です。
ツイッターのシャドウバンの解除方法は?
ツイッターでシャドウバンされているとわかったら、なるべく早く解除したいですね。
シャドウバンの明確な解除方法は明かされていませんが、大抵はしばらく待っていれば自然に解除になるといわれています。
もしくは、ツイッターのヘルプセンター内お問い合わせから、制限を受けている旨を報告し、制限をかけられている理由を問うメッセージを送信することも、一定の効果があるようです。
なお、ツイッターでシャドウバンされる判断基準そのものも明らかになってはいませんが、リプライを不特定多数に送らない・攻撃的とみなされる投稿をしない・ツールでの自動フォローやいいねをしない・投稿に外部へのリンクを貼りすぎないなどの点に注意すると、シャドウバンされる危険を抑えることができるようです。
ツイッターライフを不便にしてしまうシャドウバン、仕組みを知って上手に防いでみて下さいね。